ひさびさに観応えのあるポリティカルサスペンス「クライシス・オブ・アメリカ」

監督:リチャード・コンドン
出演者:デンゼル・ワシントンメリル・ストリープ
デンゼルワシントン、メリルストリープ等のオスカー勢が火花をちらすポリティカルサスペンスです。最近政治ものではドラマで「ホワイトハウス」にはまってよく観ているのですが映画では政治ものは久々でしたね。湾岸戦争時のある事件が話の中核になります。
主人公のベン少佐(デンゼル・ワシントン)がその事件の謎を追って奔走していきます。
当然そこで色々な謎解きがされます。湾岸戦争当時はやり手の軍人だったが現在は窓際軍人って感じの主人公の雰囲気をデンゼルワシントンがうまく演じています。さすがオスカー俳優ですね。メリルストリープのほうも夫の後を継いで上院議員を長年務めて今は下院議員の息子を大統領にする為政治的駆け引きに奔走する役をそつなくこなしています。
湾岸戦争時のある事件が実はアメリカの国家的陰謀だったというストーリーはいかにもアメリカ的な感じもしつつなぜが若干のリアリティを感じたりもします。話のテンポを落とさず、薄っぺらな感じなく、そこそこみせてくれる映画です。ハリウッド系?の映画って結構薄っぺらなものも多いですが政治関係の映画って結構面白いですよね。「24」もドラマですがその系統だし。

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