最近読んだ本、見逃せない海外ドラマ

ひさびさの日記書込みです。
寒いような暖かいような毎日です。

最近読んだ本

横山秀夫「震度ゼロ」
警察小説といえばこの人です。今回はかなり本流といった感じです。阪神大震災の当日、ある県警の幹部が突然の蒸発。そこから警察幹部内部のどろどろの心理戦がはじまります。このあたりの描き方はさすがです。ぐいぐい読ませます。映像化もして欲しい気がしますがこれはもう彼独自の文体、構成だからこそ味わえるかも。この権力抗争の具合を映像化するとあの「踊る大捜査線」的になるのかな〜って勝手に考えています。「クライマーズ・ハイ」が先日NHKでドラマ化されて結構良かったんで。この作品も映像化して欲しいような。。気がしています。半落ちはまあ映画化されて全然違う作品になっているな〜って感じなのですが。たまに2時間ドラマで彼の作品が映像化されているのですがかなり違うな〜って感じです。というかなんか雑な感じするんですよね。作り方が。その点先日の「クライマーズ・ハイ」は良かったですね。
震度0


吉田修一「ひなた」
この人の作品ほとんど読んでいます。さりげない設定、さりげない文体が良いですね。一組の夫婦と一組のカップルのそれぞれの視点から物語は進むのですが微妙にパートナーに対して心をオープンにできないところが実にさりげなく、そしてリアリティを持って描かれています。筆者的には金曜日夜10時のTBSのドラマって雰囲気ですね。(決して月9ではない)

ひなた


最近観たドラマ

プリズンブレイク
最近の話題はなんといってもこのドラマでしょう。とりあえずファーストシーズンは観終えました。なんというか「24」以来この手のドラマにやられっぱなしです。これは20世紀フォックスの策略だと思うのですが。そこで考えてみました。20世紀フォックスでレンタルやDVDの売上でヒットしたドラマ「24」「トゥルーコーリング」「プリズンブレイク」の共通点を考えてみました。
1)時間制限がある
24時間(「24」」「トゥルーコーリング」)
30日(「プリズンブレイク」)
2)主人公の行動力が圧倒的というかはっきり言ってスーパーマンである
3)ありえないストーリー展開なのだか結構細かい設定がしっかりしていてそれなりにリアリティがある。
まだまだありそうなのですが。。。
その20世紀フォックスでも「24」の最新シリーズの他にもまだまだ隠し玉があるみたいで。。
目がはなせないですね。

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